WordやExcelを使いたくても、レンタルパソコンには、Microsoft Officeがインストールされていないことがあります。「短期間の利用のために自社でインストールするのは費用がもったいない」と、思っている方も多くいるはず。
Microsoft Officeに限らず、レンタルパソコンにソフトウェアをインストールすることは可能です。しかし、短期間の利用のためにOfficeソフトを購入するのは費用が高く感じてしまうでしょう。そのような場合は、Microsoft Office(orソフトウェア)がプリインストールされたパソコンをレンタルするのがオススメです。
本記事では、レンタルパソコンにソフトウェアをインストールしてもらえるサービスや、Microsoft Officeを使う方法などを解説します。レンタルパソコンの導入をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
レンタルパソコンとは
レンタルパソコンとは、レンタル会社が所有しているパソコンを借り受けて利用する契約方式です。レンタルと似た契約にリースがありますが、パソコンのリース期間は最低2年以上となっているのに対して、レンタルは短期間でも長期間でも借りられることが特徴です。1週間や1ヶ月といった短期間のレンタルも可能です。レンタルパソコンにかかる費用は毎月のレンタル費用のみなので、初期費用を抑えて導入できます。また、資産計上しない賃貸借処理が可能なため、購入やリースを利用した場合と異なり、バランスシートへ計上する必要がありません。
さらに、テクノレントのレンタルパソコンには、正しい使い方をしていて故障した場合、同等スペックの代替機と交換する保守が標準で付きます。故障した際は迅速に代替機の提供を受けられるため、業務への影響を最小限に抑えられるでしょう。
なお、レンタルパソコンにインストールされているソフトウェアは、機種やサービスによって異なります。
ソフトをインストールして納品するオプションもある
レンタルしたパソコンには必要なソフトウェアを自由にインストールして使用できますが、納品後すぐに使いたい場合は、ソフトウェアを事前にインストールしてくれるサービスを利用するとよいでしょう。
テクノレントのオプションサービス(有償)には、ご指定のソフトウェアをインストールした状態で納品してくれるサービスがあります。インストールメディアはお客様でご用意いただく必要がありますが、お届け後にすぐご利用いただけるため、担当者様のお手間を大幅に削減可能です。
また、Microsoft Officeやウイルス対策ソフトをインストールした状態での納品も可能です。例えば、研修やイベントなど、短期間利用するためにOfficeソフトを購入してインストールするのは高い費用がかかります。ソフトウェアサービスは有償オプションですが、購入する場合と比べて費用を抑えられ、インストールの手間もかかりません。
Microsoft Officeの利用方法
レンタルパソコンでMicrosoft Officeを利用する場合、プリインストールされているものとそうでないものがあります。プリインストールされていない場合、自分でインストールすることも可能です。それぞれの利用方法をご紹介します。
プリインストールされているパソコン
Microsoft Officeがプリインストールされているパソコンは、納品されたらすぐ作業に取りかかれます。研修やイベントなど、多数のパソコンを短期間利用する場合は、プリインストールされているパソコンのレンタルが便利です。
Officeソフトがプリインストールされたパソコンをレンタルする場合、レンタル会社はレンタル用のライセンスを使用するため、利用者は「エンドユーザーライセンス契約同意書」に記入する必要があります。
Microsoft Officeの利用料金は暦月計算となり、初回はインストール料金がかかります。例えば、3月1日~3月31日までレンタルした場合のレンタル料金は1ヶ月分ですが、3月10日~4月9日までレンタルした場合、1ヶ月の契約でも2暦月の利用になります。
自分でインストールする方法
MicrosoftOfficeは、買い切り型の「Office 2021」とサブスクリプション型の「Microsoft 365」の2種類です。買い切り型の場合、初期費用はかかっても長く使用できますが、いずれサポートが終了します(Office 2021のサポート終了は2026年10月13日の予定)。一方、サブスクリプション型のMicrosoft 365は、月単位または年単位で使用料金の支払いが必要ですが、常に最新の機能が使えてサポートも継続します。
Office2021をインストールする場合、Microsoftアカウントの作成とプロダクトキーの購入が必要です。インストール手順は次のとおりですが、環境によっては手順が異なりますので、適宜ご自身の環境に合ったものを選択してインストールを進めて下さい。
- Microsoftのページにアクセスして「サインイン」をクリックする
- Microsoftアカウントのメールアドレスを入力して「次へ」をクリックする
- パスワードを入力して「サインイン」をクリックする
- プロダクトキーを入力して地域(国)を確認し、「次へ」をクリックする
- セットアップする製品を確認して「確認」をクリックする
- 「インストール」をクリックする
- 言語とバージョンを選択して「インストール」をクリックする
- Office 2021のダウンロード完了
- ダウンロードしたファイルをセットアップする
- インストール完了
Microsoft 365のインストールは次の手順で行います。
- Microsoft Officeへアクセスしてサインインをクリックする
- Microsoftアカウントのメールアドレスを入力して「次へ」をクリックする
- パスワードを入力して「サインイン」をクリックする
- Microsoft 365のページで「アプリをインストール」を選択する
- 使用しているブラウザーに応じて「実行」または「セットアップ」「ファイルを保存」を選択する
- 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリックする
- 「すべて完了です。Officeはインストールされました」と表示されたらインストールは完了なので「閉じる」を選択する
【参考】Microsoft 365 または Office 2021 を PC または Mac にダウンロードしてインストール、または再インストールします。 - Microsoft サポート
その他のソフトウェアの利用方法
Microsoft Office以外でレンタルパソコンにインストールしたいソフトウェアがある場合、自由にインストールしても問題ありません。しかし、自分でソフトウェアを準備してインストールするのは手間がかかります。ソフトウェアを事前にインストールしてくれるオプションサービス(有償)を選択すれば、納品後すぐにソフトウェアを利用できるので、利便性がアップします。テクノレントでも提供していますので、ぜひご活用ください。
レンタルパソコンでソフトウェアを使う際の注意点
レンタルパソコンでソフトウェアを使う際に気を付けたい注意点を解説します。
パソコンのレンタル料金とソフトウェアの料金は計算方法が異なる
パソコンのレンタル料金は、レンタルする期間に応じて料金が設定されています。例えば、1ヶ月の契約であれば、レンタルを始めた日から1ヶ月です。長期レンタルの場合は短期レンタルより月額料金が割安に設定されています。
一方、Microsoft Officeをインストールしたパソコンをレンタルする場合、ソフトウェアのレンタル料金は暦月で計算します。レンタル期間が30日であっても、月をまたげば2暦月分の料金がかかることに注意しましょう。
セキュリティソフトをインストールする
レンタルパソコンをインターネットに接続して利用する場合、しっかりしたセキュリティ対策が必要です。市販のセキュリティソフトを購入する方法もありますが、一般的にライセンスは年単位となっているため、短期利用の場合はムダになるケースがあります。パソコンをレンタルする際にウイルス対策ソフトをインストールした状態で納品してもらえば、費用は暦月単位での利用料金とインストール料金のみに抑えられます。
長期利用だと利用総額が高くなる
Microsoft Officeやウイルス対策ソフトなどをインストールしたレンタルパソコンは、通常のレンタル料金に加えてソフトウェアの利用料金が暦月換算で加算されます。レンタル期間が長期におよぶとソフトウェアの利用総額も高くなってしまいます。そのため研修や展示会などの短期利用に向いているといえるでしょう。
テクノレントのレンタルパソコンサービス
テクノレントでは、Microsoft Officeや、ウイルス対策ソフトのウイルスバスターをインストールした状態で納品できます。暦月料金とインストール料金がかかりますが、研修やイベントなど短期的な利用の方におすすめのサービスです。
また、有償のオプションではありますが、キッティングサービスもご用意しています。インストールメディアをお客様でご用意いただけたら、OSやソフトウェアをインストールしたパソコンをお届けいたします。納品後、すぐにパソコンを使えるため、利便性が高まるでしょう。ソフトウェアのインストールをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。